次に事業の概要ですが、中間期におけるわが国の経済は、東日本大震災、東京電力福島原子力発電所の事故に伴う電力不足、欧州の金融不安、米国の景気低迷、円高の長期化等により、景気回復は不透明な状況で推移致しました。また中国をはじめとしたアジア地域も、世界的な景気停滞の影響を受け期待された経済成長は困難な状況にあります。
当社グループが関連するフラットパネルディスプレイ(FPD)製造分野は、スマートフォン及びタブレット端末向けの中小型液晶パネルは比較的堅調に推移したものの、テレビ向け液晶パネルは、世界的な需要の収縮化に伴う生産調整が想定以上に長期化し、この影響を受け当社の主要顧客である液晶パネルメーカーは、設備投資を大幅に延伸しました。
このような環境の下、当社グループは、「LCD製造分野」や「タッチパネル・3Dディスプレイ関連分野」において、市場拡大が期待される中小型液晶案件及びFPR型3D−TV用材料製造案件について、受注活動を強力に推進します。また従来のテレビ用液晶パネル案件についても、将来の受注を目指して活動を継続します。
更に、次世代高画質テレビの有力候補として成長が期待される「有機ELディスプレイ分野」、そして再生可能エネルギー/省エネルギーといった環境分野に貢献する「太陽電池/LED分野」についても、製品開発を進め、新たな事業分野の創出と規模の拡大を目指してまいります。
当社は、2011年10月16日に創業15年目を迎え、社員一同気持ちを新たにし、「イノベーションで、想像を超える、未来へ。」をスローガンに事業規模拡大と新規事業開拓を推進し、経営基盤の強化を進めてまいります。株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶と代えさせていただきます。
代表取締役社長
杉本 重人
2011年12月吉日

