独自の強みで、規模の拡大と収益の安定化を実現し、世界有数の製造ソリューションプロバイダーを目指します。

 私たちは、お客様の要望に先立つ提案力を備えた、世界有数の製造ソリューションプロバイダーを目指しています。その実現には、規模の拡大を通じた経営リソースの拡充が不可欠です。私は、グループが持つ3つの強みを最大限活用し、これを実現したいと考えています。

 

 一つ目の強みは、東アジアの主要地域に根差し、顧客の経営層から製造現場までを熟知した、強力な営業力・現場力です。創業から3年目にあたる2000年から、海外拠点の整備に取り組み、FPD(フラットパネルディスプレイ)に係る事業および技術の海外へのシフトに速やかに対応しました。当時から今日まで培った独自の営業ネットワークは、現在、FPDの主要な産地である中国内に張り巡らされ現在の事業を支えています。

 

 二つ目は、既存の技術や製品、ビジネスの枠組みにとらわれない、自由な発想に基づくイノベーション創造力です。当社は、1997年に検査装置メーカーとして創業していますが、2005年には非常に高い信頼性が求められる製造装置を新製品としてリリースし、新事業を立ち上げた実績があります。
 また、当社のカラーフィルター欠陥修正装置で使用する画素修正用のカラーレジスト材料と専用ディスペンサの内製化に成功し、各顧客向けにカスタマイズされた材料はお客様から高い評価を受けました。
更に、M&Aを活用した、外部の人材や技術の既存事業との融合による新事業創出の実績も御座います。

 

 三つ目は、豊富なM&Aの取組みと実績です。M&Aの効果としては、規模の拡大、異分野参入、短期間での製品ラインナップの拡充、社外技術と社内技術の融合加速、M&A後のビジネスチャンスの増加などがあげられます。

 当社の事業拡大戦略において、M&Aは不可欠であり、お客様、そして株主の皆様にとって最高の結果をもたらすM&A目指します。

 

 これらの強みを活かした事業運営を通じて、規模の拡大と収益の安定化を実現すると共に、世界一の製造ソリューションプロバイダーを目指します。

 

 引き続き、皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 兼 社長執行役員 杉本 重人